2012年08月25日
フォークナー短編集
![]() | フォークナー短編集 (新潮文庫)著作者:フォークナー 出版社:新潮社 価 格:460 円 |
フォークナー短編集。
本棚の奥の方にある。
何回か読んでいるが、再び読み直そうか。
先日、大江健三郎がなにかに書いている文章で、フォークナーの小説の構想の過程を紹介する文章があった。モチーフを拡げていって小説世界に仕上げていく作業だ。
そして大事なのは視点だったような気がする。
作者としてどの視点に立つか。また、登場人物にどの視点を与え、どのような世界をその目を通して多くの人々に知らしめるのか。
2012年08月15日
文学読書会in博多の報告

12日に開催された大人の文学読書会。博多駅から徒歩で五分の大博多ビル12階の劇場の舞台を使って行なった。
参加者はスタッフの方二名を含めて13名。二つのテーブルに分かれて、感想をシェアしてもらいました。
ワークショップで取り上げた作品は、太宰治の『猿ヶ島』。
グループでのシェアは、白熱し、時間オーバーに。その後ランチミーティングと流れ込みました。
文学読書会は、やっぱり楽しいと実感!!参加者もとても楽しんでくれました!
さて、下記は僕の感想。
キーワード 巻き込む側と、巻き込まれる側。
参加者から、なみさんはどっちなのですか?と聞かれたが、巻き込みたいけど巻き込めないのでいらだっている、と答えた。巻き込まれたいとは思わないとも。
それから、これは感想は述べなかったが、
私という猿と、彼という猿。果たして私だけが自?由を求めていたのだろうか。いいや、彼のほうがよっぽど自由を求?めていたのである。二匹目の猿である彼の深層心理を理解すること?で、閉塞感の漂う現代の我々に、いかに生きるかの示唆を与えてく?れはしないか。
次回、参加してみたいとか、自分たちの地域や学校でも開催してほしいという方は、どうぞお気軽にコメントか、オーナーへメッセージをください!!
■過去のイベント:横浜の高校生向け文学読書会の様子はこちら⇒
■過去のイベント:伊万里読書会に参加されたヤマグチさんの感想はこちら⇒
■過去のイベント:伊万里読書会に参加された村上さんの感想はこちら⇒