スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新の無いブログに表示されています。
新しい記事を書くことで広告が消せます。
  

Posted by さがファンブログ事務局 at 

2012年04月28日

文学読書会in横浜

ほんファンブログをご覧のみなさん、おはようございます。
なみログこと、川浪秀之です。

4月27日(金)横浜にある、KTC中央高等学院さんから呼ばれて、生徒向けに文学読書会を開催してきました。(時間は90分)

主な講義内容は

■自己紹介(講師の私と、参加生徒6名、先生2名)

■本・読書について語ろう

■読書会の実体験

の3点でした。

みんな真剣に読んでくれています。読んだ作品は、いろいろ考えたけど、水上勉氏の『太市』にしました。20分程度で読めることと、主な登場人物が3名と少ないこと。自分の経験におきかえて読み進めることができること、短い作品だけど感想がさまざまに出やすいこと。などが『太市』を取り上げた理由です。現代の高校生かつ都会の高校生には理解しずらいかなと思ったけど、太市の母親の献身的な姿は伝わったようです。

昨年から、中学生向け、高校生向けにも読書会を企画していて思うのは、文学作品の読書について、読み方をだれからも教わることなく(それが当たり前だったけど、家族や兄弟とのコミュニケーションで補えた部分もあった)大人になるよりも、一年でも早く、読書に関心を持ってもらい、どうせ読むなら、さらに深く読むということを教えることは、意義のあることだと実感している。


■過去の読書会イベントの様子

大人の文学読書会in八王子高尾(2012年2月)
大人の文学読書会in佐賀県(2011年11月)


◆◇◆◇文学読書会や読書啓発の講演依頼はお気軽に♪♪◆◇◆◇
右メニューにある、オーナーにメッセージからお問い合わせください。
  

Posted by なみログ at 10:25 | 文学読書会

2012年04月17日

麒麟の翼(映画)

ちょっと古い話題だが、

映画、麒麟の翼。
中井貴一さんが出演しているとは知らずに、観にいった。
いい演技してた。
阿部寛さんも、なんだか、東野圭吾さんみたいで。
実際の東野圭吾氏はもっとユーモアがあるんだろうけど、なんか、東野圭吾氏の奥に潜む信条が、そのまま阿部寛の演技になっているような、そんな感じがした。勝手な感想ではある。


麒麟の翼 (特別書き下ろし)

麒麟の翼 (特別書き下ろし)

著作者:東野 圭吾

出版社:講談社

価 格:1,680 円


  

Posted by なみログ at 12:28 | 映画

2012年04月10日

星々の悲しみ(宮本輝)

星々の悲しみ (文春文庫)

星々の悲しみ (文春文庫)

著作者:宮本 輝

出版社:文藝春秋

価 格:520 円



先日、久しぶりに、星々の悲しみの文庫を手に取った。

宮本輝氏の短編はいろいろあるけど、どれか一つを選ぶとなると、星々の悲しみかなあ。

いや、幻の光かなあ。

まだ読んだことのない方は読んでみてください。  

Posted by なみログ at 18:09

2012年04月05日

海峡の光(辻仁成)



海峡の光 (新潮文庫)

海峡の光 (新潮文庫)

著作者:辻 仁成

出版社:新潮社

価 格:420 円



海峡の光。

芥川賞受賞作品ということもあり、数年前に読書会で取り上げたが、そのときどのような議論になったのかおもいだせないでいた。

改めて昨日、読み直した。
想像していたより、読ませる。
内容が、である。

絶えず緊張感のある心理描写があり、思わず読み進めてしまう。

二人の関係はどうなるのか?花井はどうなるのか?と。

函館や、津軽海峡、船の訓練の描写も素晴らしく、読みごたえのある作品だった。

軽いタッチのセンスのいい作品が好きな方には、重いので、耐えきれないかもしれない。  

Posted by なみログ at 22:54 | 文学(日本)

2012年04月03日

企業研修向け文学読書会について

皆さんこんにちは。なみログです。

この度、企業研修向け文学読書会の企画を立案しました。
このような文学を題材にする企業研修の企画は多くはないと思います。
営利組織である企業運営、組織運営、人材育成に、文学が果たす役割があるかどうかという疑問が湧きます。
しかし、文学読書会を実際に行っていて感じたことは、人間関係の機微を理解しようとする心が、意外に企業人としても、大事なことなのではないかということでした。

概要は下記のとおりです。

■時間 2時間(1時間半から2時間)

■定員 10名まで (10名以上の場合は、2グループ以上に分ける)

■会の進行役 川浪秀之

■目的

企業研修用の読書会は、文学作品のなかの登場人物の立場になって、それぞれが自分だったらどう感じるか、どう行動するか、逆の立場だったらどう感じるか、どう行動するかなどを、模擬体験し、上司や部下の立場や、役職や年齢、性別を超えたり、違えたりして考えることで、よりよい人間関係のあり方や、会社組織のあり方、などを考えていきます。

〜なぜいま文学読書会なのか〜

読書の醍醐味は、主人公のさまざまな課題に直面する生き方、克服の姿をとおして疑似体験をするということ。疑似体験を、自らの生き方に活かしていく。また、様々な立場の登場人物を、それぞれの立場になって読むことで、他者の幸せを喜び、他社の痛みを知る心が湧く。それは文学の本来持っている力のひとつである。
また複数のメンバーで読書会を行うことで、私以外の他者はどう読むのか、どのような感想を抱いたのかを知り、他者の感想や、経験を、私の読書体験、さらには読後体験に活かしていくことができる。
読書体験は、読者自らのこれまでの体験や生活環境、時代背景を背負って読まれる。その背景にあるものも、読書体験としてシェアすることで、他者の生き方や生活環境、時代を知ることにつながり、他者の生き方からも自らの生き方へのヒントを得ることができる。

■読書会で扱う主な作家(作品は短編) 
企業研修用の題材では、吉村昭、浅田次郎、横山秀夫、松本清張、太宰治・・を考えています。


企業研修向け文学読書会に関心を持たれた方、詳しい話しを聞きたい方は、お気軽にオーナーへメッセージから連絡ください。

また、このような文学を通じた社会や地域の方とのコミュニケーション活動に興味を持たれた方で、情報交換を希望される方がいらしたら、お気軽にご連絡ください。  

Posted by なみログ at 12:52 | 文学読書会