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Posted by さがファンブログ事務局 at 

2012年05月21日

北アルプスから来た刑事(梓林太郎)

北アルプスから来た刑事 (光文社文庫)

北アルプスから来た刑事 (光文社文庫)

著作者:梓 林太郎

出版社:光文社

価 格:800 円



北アルプス来た刑事。
佐賀の実家に帰ったときに、家にあった本の中から一冊拝借してきた。

ストーリーはというと、常念岳で登山家の死体がみつかり、そのジャケットに靴の足跡がついていたというところから、登山靴のソールの型から持ち主を探し出すところからはじまり、また、登山家と同居していた女性が、今度は北海道で遺体で発見されるということから、連続殺人事件へ。
また、足跡の靴が特定されるのだが、その靴の持ち主は、靴を家の外壁に干していたら盗まれたといい、盗まれた二足のうち、一足は常念で死んだ登山家の背中に跡をつけ、もう一足は、なんと、別の殺人事件の家に残された侵入者の足跡と同じ型だった。

果たして犯人はだれか?そしてその動機は?

普段はほとんどミステリは読まないのだけれど、十分に楽しめた。特に凝った謎解きがあるわけではないが、次から次へと被害者の鑑が連環していく流れは、先に先にとページをめくる楽しみがあった。
それと、北アルプスの上高地から涸沢、穂高などの山の描写も楽しめて面白かった。

梓林太郎氏の本は初めて読んだけど、ほかのも何冊か読んでみようかな。  

Posted by なみログ at 10:52 | 文学(日本)

2012年05月09日

十代に読んでいればと後悔した本

おはようございます。なみログです。

十代に読んでいればよかったと、二十代になって後悔した本をつらつらと並べておくと、

青春を山に賭けて (文春文庫)

青春を山に賭けて (文春文庫)

著作者:植村 直己

出版社:文藝春秋

価 格:580 円


登山家の野口健氏が、本書を読んだのがきっかけで登山家になったのは有名な話。これから世界へ出てみたい若者にはとくにおすすめ。


69 sixty nine (文春文庫)

69 sixty nine (文春文庫)

著作者:村上 龍

出版社:文藝春秋

価 格:480 円


村上龍が長崎県佐世保市の高校生三年生の頃を描いた自伝的小説(かな?)。校舎にバリケードを作り立て篭るなど、学生運動の影響下でなんでもありの青春小説。



青が散る〈下〉 (文春文庫)

青が散る〈下〉 (文春文庫)

著作者:宮本 輝

出版社:文藝春秋

価 格:490 円


大学のテニス部に所属する主人公とその仲間たち。恋愛や友情などを等身大で書いた青春小説。高校生におすすめの一冊。



十九歳の地図 (河出文庫 102B)

十九歳の地図 (河出文庫 102B)

著作者:中上 健次

出版社:河出書房新社

価 格:525 円


東京で新聞配達所に住み込んでいる偽大学生の少年。地図に×を付け、手当たり次第に爆破のいたずら電話をかける。巻末の松本健一氏の解説文で、<若いこと>、<無名であること>、<貧乏であること>、が英雄になる人物の三要素だといわれる、と書かれている。※およそほとんどの若者にそのチャンスがあると思わせる。。



TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)

TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)

著作者:吉本 ばなな

出版社:中央公論社

価 格:480 円


古い作家の部類に入るが、若い女性にはとても人気のあった作品。騙されたと思って読んでみてください。




晩年 (新潮文庫)

晩年 (新潮文庫)

著作者:太宰 治

出版社:新潮社

価 格:546 円


太宰治はやっぱり凄い。時代背景が古いのですっと頭に入らないかもしれないが、人の気持ちの機微を見事に書いている。またユーモアや風刺のセンスも抜群。勘違いしている人も多いが、けっして暗いばかりの作家ではない。魚服記、猿ヶ島など掲載。



死者の奢り・飼育 (新潮文庫)

死者の奢り・飼育 (新潮文庫)

著作者:大江 健三郎

出版社:新潮社

価 格:460 円


戦後の日本の男性作家は、大江健三郎の影響を受けた人が多いと思う。村上龍しかり、中上健次しかり。



異邦人 (新潮文庫)

異邦人 (新潮文庫)

著作者:カミュ

出版社:新潮社

価 格:420 円


ちょっと難しいかもしれないが。とりあえず。  

Posted by なみログ at 07:27