2011年10月03日
白夜行(東野圭吾)

〜2007年のノートから〜
東野圭吾。
東野圭吾は面白い。
白夜行は最初読んだときに、ストーリー展開、行間に暗く潜む主人公二人の心理状態に、圧倒され、読み終わったときは少し放心状態のようになったものだった。
とうことで、冷静に二度目に挑戦。数時間で無事読了。
主人公である桐原亮司と唐沢雪穂。とくに雪穂の人物設定には関心する。二度目でとくに、雪穂の底知れない恐ろしさを知った。
亮司は、雪穂を守るために暗躍するが、最後は死ぬ。結果的に雪穂に操られただけではないか、といえないこともない。
ではなぜ?亮司ほどの頭脳明晰な男が、雪穂に操られているということに疑問を持たないはずはない。ということは、操られていないか、操られていても仕方の無い関係だったのか。
操られても仕方の無い関係だったとすると深読みになるので、やめるが、
亮司の心の闇は、雪穂以上のものがあるとさえ感じる。
![]() | 白夜行 (集英社文庫)著作者:東野 圭吾 出版社:集英社 価 格:1,050 円 |
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Posted by なみログ at 16:41 | 東野圭吾