2011年11月11日

文学読書会in佐賀県

ほんファンブログをご覧のみなさん、こんばんわ。
なみログこと、川浪秀之です。

おとといと、昨日と、東京から佐賀に出張し、大人の文学読書会を2箇所で開催をしてきました!

念願のリアルイベントである、『ほんファン大人の文学読書会』がスタートしました。

課題図書は、水上勉著の短編『太市』。
伊万里読書会が、参加者7名。
佐賀読書会が、参加者8名。

とちょうどいい参加人数で無事開催ができました。参加された皆さんお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

伊万里市読書会は、文学読書会なるイベント自体、はじめてという方が5名だったので、どういう内容のイベントなのか不安を抱えて参加されたようで、ほんとうにお疲れ様でしたと思います。

けれど、読書会を終えての感想にもあったように、どちらの読書会も白熱した会話、議論になり、個人体験で終わらせていたら、感じることのなかった、新鮮な価値観、考え方、捉えかたを感じていただき、また、参加者のこれまでの体験談や知人から聞かれた話など、さまざまな話をお互いに交わす、機会になりました。

果たして、文学読書会の目的はなにかと聞かれると、一言では説明がしずらいのですが、文学読書会の目的は、ただ単に、物語の筋を追ったり、犯人を捜したり、解釈をしたりするのではなく、また、登場人物や物語の読後感だけを、共有するのではなく、文学作品を読み進めるときに、ふと頭に浮かんだ、参加者自身の過去の体験や、苦労した経験、幸せな体験、自慢話、見聞きしたこと、青春時代の思い出、幼少期のこと、などを、話せる範囲で口に出し、物語を媒介にして自分自身に向き合い、他者の話に耳を傾け、ときに助言をし、励まし、一緒になって考えてあげたりすることに、その目的はあります。

文学読書会は、作品を解釈するためだけに使うのではなく、明日への生きる糧、ヒント、力を得ることのできる社交の場だと思ってもらえればと思います。

佐賀県伊万里市、佐賀市ともに、来年1月から毎月開催をしていきたいと思っていますし、東京都内はじめ全国どの地域にも、文学読書会の輪を拡げていきたいと思っています。

次回、参加してみたいとか、自分たちの地域でも開催してほしいという方は、どうぞお気軽にコメントか、オーナーへメッセージをください!!

■伊万里読書会に参加されたヤマグチさんの感想はこちら⇒
■伊万里読書会に参加された村上さんの感想はこちら⇒



11月10日(木)10時〜12時佐賀読書会の様子
(佐賀市のアイスクエアビル3階にて)


11月9日(水)14時〜16時伊万里読書会の様子
(伊万里市民図書館会議室にて)



真剣に課題小説を読む村上さん


最後になりますが、伊万里読書会の開催にあたってご協力をいただきました、伊万里市民図書館の古瀬館長様、同館溝上様、ネットオンビレッジ代表村上様、佐賀読書会の開催に協力いただいた、『たまには小説を読み込んでみよう塾』の塾生、『火曜読書会』の塾生の皆さん。ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。


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Posted by なみログ at 01:04 | 文学読書会