2011年10月17日
ドストエフスキイの生活 (小林秀雄)
カラマーゾフの上巻を読み終えた。
悪霊とくらべると、読みやすいし、物語となるモチーフも興味深い。
ストーリーテーラーであるばかりか、やはり一級のジャーナリストだなと、思う。
社会背景と生活の変化、人心の変化を適切に捉え、明らかにし、分析する。
とまあカラマーゾフの印象はまたにして、
小林秀雄氏のこの本は買ったのではなく、戴いたものである。
かれこれ十年近くなるだろうか。
ようやく頁をめくるときがきたようだ。
いまさらながらという声は、ごもっともなことである。
Posted by なみログ at 23:39 | 評論