2011年10月11日
月と蟹 (道尾秀介)

〜2011年1月のノートより〜
直木賞受賞作、月と蟹を読んだ。
小学五年生が主人公のわりに、心理描写や地の文が大人すぎて違和感を少しは感じるが、文章も巧みで、ストーリーもよかった。
タイトルの月と蟹、子どもたちが崇め立てるのはヤドカリで、月と蟹というタイトルより、ヤドカリに引っ掛けた別のタイトルでもよかったか。
もっと短くて、100枚〜150枚くらいの短編だったらどうだろうと思ったりもする。
宮本輝の短編のように。
いや、そんなに宮本輝を読んでいるわけではありません。(汗)
Posted by なみログ at 19:08 | 文学(日本)